あざ

皮膚に出るあざには色、発症する原因など違います。あざを治療する前に、どんな種類のものなのか、どういった治療法があるのか紹介しましょう。

あざの種類と治療法について知ろう

あざにはどのような種類があるのでしょうか。

  • 赤あざ【血管腫(けっかんしゅ)】
  • 黒あざ 【ほくろ】
  • 青あざ 【太田母斑(おおたぼはん)】
  • その他のあざ

といったタイプのあざがあります。

このあざは、美容皮膚科などの専門機関で綺麗に治すことができます。治療方法としては基本的に医療用のレーザーを使います。

レーザー治療には色素レーザー、炭酸ガスレーザーなどいくつかの種類があります。

あざを消す治療を受けるなら、自分の症状に見合った施術を行ってくれる医療レーザー治療を行っている美容皮膚科を探しましょう。

赤あざの特徴と治療法

赤あざは、血管壁の張力が弱まったり、血圧が上昇したりしてできます。このあざは、表面が平らなものもありますし、皮膚が盛り上がっていることもあります。

赤あざは、生まれつきだけじゃなく後天的に発症することもあるようです。発症した赤あざもいくつか種類があり、それに合わせた治療を行わないといけません。

種類と治療法についてみていきましょう。

単純性血管腫

単純性血管腫

引用:赤あざ・単純性血管腫の原因と治療方法 レーザー治療で治る?

【特徴】

単純性血管腫は、別名「ポートワイン」と呼ばれており、正常な皮膚と境界線がはっきりとわかる症状で、皮膚の隆起はありません。

大きさとしては、数ミリのものから数センチくらいのものになります。稀に顔の片側半分覆ってしまう症状もあります。

この症状は、生まれたときに出ることが多く、自然に消えるということはありません。加齢に伴い皮膚が厚くなるので薄くなることもありますが、逆に濃くなることもあるようです。

また、単純性血管腫は顔や頸部、手足に出ることが多いです。

【治療法】

以前までは、放射線や冷凍療法、電気凝固法などで治療を行っていました。ですが、この治療は副作用が伴うということで最近では行われていません。

最近のレーザー治療は、「色素レーザー治療」が一般的です。この治療により、赤いものに反応し、血管の異常を破壊して赤あざを改善してくれます。しかも、皮膚に与えるダメージは最小限に抑えられています。

レーザー照射後は赤黒くなります。もしや悪化しているのでは?と思いがちですが、元に戻る過程で、治療を繰り返していけば薄くなっていきます。

いちご状血管腫

いちご状血管腫

引用:赤あざ・いちご状血管腫の原因と治療方法

【特徴】

この症状は、血管を構造する細胞が増殖して起こるいちご状血管腫という症状です。いちごのような形をしていることから、こういった名前がつけられています。

生まれてからすぐに進行して、皮膚が盛り上がってしまい表面がいちごみたいになります。

顔に多く発症しますが、基本的には身体のどこにでもできる症状です。この赤あざは、6~7歳くらいになると自然消滅していきますが、大人になっても残ってしまうこともあります。

赤あざとなった患部が、盛り上がりその皮膚が伸びてシワになったり、たるみになったりする場合もあります。

【治療】

治療法としては4つあります。

1.色素レーザー治療

単純性血管腫と同じようにレーザーを照射し、血管の異常増殖を抑えて破壊する効果があります。一度で全て消えないので、治療は数回繰り返さないといけません。

2.ステロイド治療

注射と内服になるのですが、即効性が高いとされている治療法です。

出生後から半年~1年後の時期は増殖しやすいです。その際に、ステロイド治療を受けていれば増殖を阻止し、盛り上がったいちご状の皮膚を治してくれます。ですが、長期にわたる治療は副作用が伴ってしまいます。

3.液体窒素による凍結療法

液体窒素を凍らせて、細胞を壊死(えし)させます。患部を凍結するため強い痛みがあるのが特徴です。

4.手術による切除

この治療はレーザーが受けられない、いちご状血管腫が消えずにそのまま残ってしまった方に適した手術です。

皮膚が盛り上がった皮膚を切除し、その部分を縫合させます。また、いちご状血管腫の範囲によっては、皮膚移植する場合もあります。

大きくなってしまった赤あざは、レーザー治療を行うよりも、皮膚を切除する手術の方が適しています。

毛細血管拡張症

毛細血管拡張症

引用:赤ら顔・毛細血管拡張症|美容皮膚科クリニックをお探しなら広尾プライム皮膚科|渋谷区恵比寿

【特徴】

肌下には多くの毛細血管があり、収縮と拡張によって肌の表面温度を調節する働きをします。

しかし、何らかの原因で毛細血管が拡張したままになってしまい、血流量が増加してしまいます。増加したことで、血流が滞ってしまいそれが透けて頬や鼻が赤く見えてしまうのです。

【治療】

毛細血管拡張症は、「レーザー治療」「フォトフェイシャル」といった治療になります。レーザー治療は、気になる患部のところに照射し、毛細血管を凝固し収縮させていきます。

フォトフェイシャルもレーザー治療と同じで、毛細血管を縮小させ、赤みを目立たなくさせてくれる効果があるようです。

フォトフェイシャルは、ソフトなものを使うのですが、赤みを目立たなくさせてくれます。ただし、波長が弱いので効果としてはレーザー治療よりかは劣ります。

黒あざの特徴と治療法

黒あざはメラニン色素が真皮に増えることによってできる状態のものを言います。発生する箇所としては、指先や足の裏、手のひらなどの部分になります。

黒あざにも種類があり、それぞれ特徴が違うようです。

母斑細胞性母斑

母斑細胞性母斑

引用:ほくろ - 母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)|保険診療紹介|福岡市中央区天神の天神形成外科クリニック - 形成外科・美容外科・美容皮膚科

【特徴】

母斑細胞性母斑は、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞が異常を起こして、増殖してしまう状態で、皮膚の浅いところや深いところに密集してできます。平らなものから皮膚が隆起しているまでできるものは様々です。

身体中どこにでも発症する可能性があり、腕や顔など紫外線が当たりやすいところに出ます。

【治療】

メスで切除する治療を行っていましたが、最近では炭酸ガスレーザーを行っているところが増えています。

切除手術となると、皮膚を切開して縫合しなくてはなりません。そのため、目立ちはしませんが傷跡が残ってしまいます。

しかし、炭酸ガスレーザーなら、出血は少ないですし、傷跡が残ることはほとんどありません。そのため、この治療を選択される患者さんも多いです。

母斑細胞性母斑ができた範囲が広い場合、複数のレーザー治療を併用して行わないといけません。

色素性母斑

色素性母斑

引用:保険診療 ほくろ(色素性母斑)

【特徴】

色素性母斑は褐色のない黒色に見え、皮膚の表面が盛り上がっているものや、そこから毛が生えていることもあります。

この色素性母斑は普通の人でも2~3個くらいあると言われています。小さいものであれば、とくに問題はありませんが大きく成長していくものに関しては、治療を受ける必要があります。

【治療】

色素性母斑の治療は大きさによって違います。小さいものであれば、簡単な電気治療、炭酸ガスレーザー、焼き取るレーザー方法などで取り除くことができます。

大きくなったものに関しては、切除手術を行いメスで切り取る、パンチで切り抜くという方法があります。

巨大色素性母斑

巨大色素性母斑

引用:母斑・母斑症:兵庫医科大学皮膚科-伊藤孝明

【特徴】

20㎝以上ある母斑のことを巨大色素性母斑と呼ばれており、「獣皮様母斑」「水着様母斑」と呼ばれることもあります。

この黒あざは生まれつき出る母斑で、20㎝以上のものを言います。このあざは、悪性のものに変化することがあります。

【治療】

治療方法は、レーザー治療を行い皮膚表面を改善します。患部を縮小させて残ったあざは切除していきます。

切除の手術をしてもうまく取り除けないことも多く、その場合複数回治療を繰り返すこともあります。

茶あざの特徴と治療法

茶あざはメラニン色素が増えたもので、色としては茶褐色です。大きさとしても様々で、先天性のものが一般的で身体のいたるところに発症するあざになります。

扁平母斑(へんぺいぼはん)

扁平母斑

引用:茶あざ・扁平母斑・カフェオレ班の原因と治療方法 レーザー治療で扁平母斑は治る?

【特徴】

扁平母斑は、生まれながらあるものと、思春期に出ることがあります。大きさとしては数㎜から大きくて10㎝以上を超えるものもあります。

また、この茶あざは放置していても悪性化することがないので、放置していても特とくに問題はありません。

ですが、目立ったところや母斑のサイズが大きいという場合は、気になってしまう方も少なくありません。そんなときは、治療に対応している美容皮膚科で治療を受けましょう。

【治療】

従来の治療法であればドライアイスやグラインダーを使い、患部を削るといった施術法が一般でした。

施術中の痛みとしては、輪ゴムではじかれたような感じです。痛みを伴う治療は受けたくないと考えている方は、レーザー治療をおすすめします。

一回の治療で茶あざが消えることはないので、治療の継続が必要になります。

青あざの特徴と治療法

青あざと聞くとどこかにぶつけたときにできるものをイメージする人が多いでしょう。

ですが、それだけでなく、メラニン色素などの母斑細胞の増殖で、ほくろのようなものもあります。

蒙古斑

蒙古斑

引用:青あざ・持続性蒙古斑・異所性蒙古斑の原因とレーザー治療

【特徴】

蒙古斑は、生まれたときにお尻にできる青あざのことを言います。日本人やモンゴル人などのアジア系の人種に見られますが、成長とともに自然に消えます。

しかし、中には蒙古斑が消えずにそのまま残ってしまうことがあります。

また、お尻以外に発生した場合は「異所性蒙古斑」と呼ばれており、通常の蒙古斑より消えにくいのが特徴です。

【治療】

消えずに残った蒙古斑や、お尻以外にできたものはレーザー治療を行うのが一般的です。

蒙古斑ができている箇所に照射し、細胞を小さく砕いて改善していきます。1回の治療では消えないので、5~6回くらいの治療を続けると見た目が改善されていきます。

太田母斑

太田母斑

引用:青アザ・太田母斑・伊藤母斑の原因とレーザー治療法

【特徴】

太田母斑は、顔の目の周囲を中心にして、額、頬、こめかみにかけてできる青あざです。生まれつき出ることもありますが、思春期頃になって目立ってくる「遅発性太田母斑」というものがあります。

日本人を含むアジア系の人に出やすく、その中でも女性は男性よりも約5倍以上発生しやすいと言われています。

【治療】

太田母斑は、表皮より深い真皮のメラニン細胞を破壊しないと改善されません。ですので、通常のレーザーではなく「Qスイッチレーザー」という治療方法で行います。

出力の高いエネルギーで短い時間で照射することができる治療です。肌へのダメージは最小限に抑えながら、メラニン細胞を治療することができるのです。治療は3回以上繰り返す必要があります。

後天性真皮メラノサイトーシス

後天性真皮メラノサイトーシス

引用:後天性メラノサイトーシス(ADM)原因と治療方法 レーザー治療がADMは改善する?

【特徴】

後天性真皮メラノサイトーシスは、額、頬、鼻翼部などにでき1~3㎜くらいのあざで、灰褐色なのが特徴です。皮膚の深いところにメラニンがあるので、黒や茶色に見えることもあります。

このあざはほとんどの場合、成人してから発生するケースが多いようです。シミに見えますが、褐色、灰色、青色といったように現れたらあざの一種と考えた方が良いでしょう。

【治療】

後天性真皮メラノサイトーシスは、皮膚の奥にできているのでQスイッチレーザー治療を使用します。

1回のみで改善されることはありませんが、複数回照射を繰り返して治療を続けていれば改善されます。

その他のあざの特徴と治療法

あざには赤あざ、黒あざ、青あざ、茶あざだけではありません。では、その他にはどのようなあざがあるのでしょうか。

表皮母斑

表皮母斑

引用:あざ - 表皮母斑(ひょうひぼはん)|保険診療紹介|福岡市中央区天神の天神形成外科クリニック - 形成外科・美容外科・美容皮膚科

【特徴】

生まれたときから幼少時期に発症する原因不明のあざです。新生児の1000人に1人の確率で発生します。

放置していても自然に消えることはなく、成長とともにあざも大きく広がっていきます。

また、大きく成長することによって、中枢神経系や骨格系異常を合併してしまう恐れがあります。

このあざには3つのタイプに分けられています。

疣状母斑(ゆうじょうぼはん):母斑が限局して集合したもの

列序性母斑(れつじょせいぼはん):手足や体幹に線上として並んでいるもの

炎症母斑(えんしょうぼはん):線上に淡い紅色のような皮疹で、強いかゆみがあるもの

【治療】

このあざを改善する治療は、高周波や超音波、炭酸ガスレーザーなどで削り取ることができます。母斑がシワになった場合は、メスで全体を切り抜く治療を行います。

目立たなくさせることはできますが、傷跡が残ってしまうので担当医師をしっかり相談した上で治療を受けましょう。

また、治療内容によっては母斑が再発する場合もあります。

脂腺母斑

脂腺母斑

引用:脂腺母斑 | あざ治療の専門クリニック|西堀形成外科

【特徴】

脂腺母斑は、生まれたときから幼少時期に黄色っぽいあざになります。身体の成長とともに粒状に大きく隆起してしまい、色としても黄色から褐色になります。

また、このあざは頭部にできやすいです。頭部にできるとその部分の髪が生えなかったり、においが出たりしてしまうことがあります。

【治療】

脂腺母斑を改善する治療としては、外科手術による切除を行います。母斑の範囲が広ければ、他の部位から皮膚を移植する方法で治療を行い、脂腺母斑の治療は数回に分けて切除していきます。

術後は傷跡や母斑の傷跡が必ず残ってしまうので、顔面などの箇所を行う際は考えた手術を行わないといけません。

白斑症脱色素斑

白斑症脱色素斑

引用:白斑の治療について | あざ治療の専門クリニック|西堀形成外科

【特徴】

白斑症脱色素斑(はくはんしょうだっしょくしきそはん)は、皮膚にあるメラニン色素を作っているメラノサイトが失われ、その機能がなくなってしまうことで起きます。このあざは、他のあざ異なり色が白っぽいのが特徴的です。

また、白斑症脱色素斑は先天性のものと後天的なものがあります。頬や耳の後ろ、背中など身体のいたるところに発症します。

【治療】

白斑症脱色素斑は、治療をしても最も治りにくいとされています。そのため、どの治療が良いのか確立されていません。

でも、複数回レーザー治療を受ける、PUVA療法などの紫外線治療、皮膚移植といった手術で白くなったあざを目立たなくさせることができます。

最適な治療法を選ぶことが大切

いかがだったでしょうか。あざにも種類があり、そのタイプによって治療方法が違います。そのため、治療を受ける前に自分がどのタイプのあざなのか理解しなくてはいけません。

 

自分の症状にあった最適な治療を選んで、あざが目立たない綺麗な肌を目指しましょう。

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