火傷跡

火傷には熱傷レベルがあることを知っていますか?それによって傷跡が残るか、それとも残らないか変わります。ご自分の熱傷レベルがどの程度なのか把握しておきましょう。治療法の判断材料にもなります。

跡が残る火傷と残らない火傷

ここでは、火傷のタイプ別に症状や跡について見ていきましょう。

1度熱傷

1度熱傷は表皮(角質層)といって、お肌の1番外側のみの火傷を負った状態を表します。日焼けによる軽い炎症が、代表的な1度熱傷になります。

日焼けをすると熱感、疼痛、赤みといった症状が表れますが、基本的に火傷跡が残る心配はありません。赤みは数日経つと引いてきます。

2度熱傷

2度熱傷は、真皮(表皮の内側の層)まで損傷した状態です。浅い損傷の場合だと水疱ができます。水疱は触ったり潰したりせず正しい処置を受ければ、傷跡が残ることはありません。

しかし、2度熱傷の中でも損傷が深い場合は、治るまでに3~4週間という期間が必要になります。傷跡が残りやすく、症状がひどい場合は引きつれが表れる恐れもあります。

3度熱傷

表皮と真皮全層が壊死した状態が3度熱傷です。壊死とはつまり、細胞が死滅した状態のことです。

そのため、ケロイドになって火傷跡が目立ちます。治療するためには皮膚移植やレーザー治療を受けなければなりません。

ケロイドって何?

  • 傷跡が赤く盛り上がっている
  • 皮膚が硬く肥厚している

このような状態をケロイドといいます。

実は火傷をすると、その周りの皮膚も損傷を受けていることがあります。

そのため、もし3度熱傷でケロイドができると、その周辺の皮膚に発赤が表れることもあるのです。

そもそもケロイドは、傷を治す過程でできます。傷を修復するために、コラーゲンや線維芽細胞が集まります。そして、集まった細胞が過剰に増殖してしまい、逆に傷跡が盛り上がり目立ってしまうのです。

ちなみにケロイドには種類が2つあります。

【真性ケロイド】

真性ケロイドはコラーゲンや線維芽細胞がどんどん増殖してしまい、損傷を受けていない皮膚にも広がり、傷跡が大きくなった状態です。

【肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)】

真性ケロイド同様、コラーゲンや線維芽細胞は増殖しますが、直接火傷を負ってできた傷跡より広がることはありません。

ケロイドの4つの特徴

  • 自然に治りにくい
  • 正常な皮膚にも広がることがある
  • 火傷やケガを受けていなにのにできることがある
  • 体質によってできやすい人もいる

ケロイド除去手術は場合によって、悪化する恐れがあります。その理由は、ケロイドは傷の修復過程でできるため、取り除いてしまうと手術した部分を再度修復しようとしてケロイドができてしまうことがあるからです。

こればかりは、実際に手術を受けてみないと分からないようですが、そういったケースもあるということを理解しておきましょう。

ただ、ケロイドの再発防止のために外用薬を塗布したり、内服薬を飲んだりする処置が施されるので、あまりマイナスに捉える必要はありません。

火傷跡に有効な治療法

火傷跡の治療にはいくつか方法があります。治療法は症状別で選ぶことが可能です。

フラクセル2レーザー

フラクルセル2レーザーは、皮膚再生治療の効果があります。傷跡、瘢痕、色素沈着、凸凹、赤みといった症状の治療におすすめです。

レーザー照射により、ダメージを受けた組織に細胞が集まり再表皮化します。そして、再表皮化した部分が上がってくることで損傷を受けた表皮が剥離し、新しい皮膚に入れ替わるのです。

Vスターレーザー

皮膚のダメージを極力抑え、肌の赤みを改善してくれる効果があるのが、Vスターレーザー。ケロイド、赤ら顔、ニキビ跡といった症状に適応します。

Vスターレーザーは健康な皮膚組織に損傷を与えず、過剰増殖した酸化ヘモグロビンや血管に作用します。

冷却装置により皮膚の温度を2度以下に維持しながら治療を進めるため、痛み、皮膚表面のダメージを抑えることができるのです。でも、しっかりと皮膚内部の血管や赤みに熱を届けてくれます。

炭酸ガスレーザー

脱毛で利用するレーザー光は黒色に反応しますが、炭酸ガスレーザーは色ではなく「水分」に吸収されるという特徴を持っています。

皮膚にレーザー光を照射すると約99%は皮膚内の水分が吸収し、そのときに発生する熱により組織が気化、蒸散されます。熱凝固作用により一瞬で血液が固まるため、出血を極力抑えることが可能です。

この治療はケロイド、傷跡、ホクロ、ニキビなどの症状に適しています。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは光を利用して血行を促したり、細胞を活性化させたりして傷の修復を行います。腫れ、炎症の解消、痛みを緩和する効果があるので、ケロイド、火傷痕、アトピーなどの治療に適しているでしょう。

ダイオードレーザーは、水分や血液に吸収されにくいという特徴を持っているため、皮膚の奥まで行き届かせることが可能です。照射中は痛みがなく組織にダメージを与えるリスクもないため、効果・安全性がともに優れた治療法とされています。

ヒアルロン酸注入

凹みのある傷跡には、ヒアルロン酸注入が適しています。ヒアルロン酸は皮膚、関節、目などをつくるため、元々人間の皮膚内に存在している成分です。

凹んでいる部分に注入することで、溝が盛り上がり凸凹が気にならなくなります。アレルギー反応を引き起こすリスクが低い、効果が目に見えやすいということもあり人気の治療法となっています。

サーマクール

ラジオ波による熱エネルギーを皮膚内部に届け、コラーゲンを産生させます。コラーゲンによって肌が修復されると、火傷跡の凸凹が目立たなくなるのです。

また、サーマクールは照射前、照射中、照射後の各段階で肌の冷却を行うため、熱エネルギーによる火傷跡はできません。火傷跡、ニキビ跡、妊娠線といった症状に適しています。

バイオプトロン

バイオプトロンは紫外線を取り除いた、可視化光線と赤外線のみを利用した太陽光線のことです。体や皮膚に悪影響を及ぼす紫外線は一切含まれていません。

光、水、酸素を利用して肌細胞を生き返らせるバイオプロトンは、8分の照射で55分の日光浴効果があります。火傷痕、傷跡の症状改善におすすめです。

火傷跡の治療を受けた人々の口コミ

火傷跡の治療後はどのような感じなのか、気になる方は多いと思います。口コミを見て参考にしてみてください。

『治療後の経過は順調です』

20年以上前の火傷跡がずっと気になっていたため、勇気を持って治療を受けてみました。カウンセリングが丁寧で、施術に関しての説明がとても分かりやすかったです。こちらが色々質問しても、一つひとつを分かりやすく答えてくれたので、安心して施術を受けることができました。

私は皮膚を10センチくらい切って縫りましたが、施術中は麻酔が効いていることもあり痛みはありませんでした。施術が終わったあとに少し痛みを感じましたが、処方された痛み止めを飲んだおかげで、日常生活に支障をきたすようなこともありませんでした。

まだ、傷跡が少し残っている部分もありますが、時間が経つにつれて目立たなくなってきているので治療を受けて良かったと思っています。

『数日経つと目立たなくなるみたいです』

火傷跡の治療のため、レーザー治療を選びました。治療時間は2時間くらいで、痛みというより少し痺れを感じました。でも、私はそれほど気にならなかったです。

まだ、治療効果は実感できていませんが、あと数日経てば目立たなくなるみたいです。火傷跡が治るのを気長に待ちます。

火傷跡のコンプレックスは治療で解消できる

火傷跡によって、自信を持てていない方も多いと思います。

しかし、悩んでいるだけでは問題を解決できません。医師の技術により火傷跡をしっかり治療して、もっと楽しいライフスタイルを送りましょう。

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